【テーマ】
現代社会において、「自分の認識範囲」だけが世界のすべてであるかのように振る舞う人々。
すなわち「セカイ系」的な思考様式が、静かに、しかし確実に社会の構造を蝕んでいます。
例えば、新幹線に乗り遅れそうな「友人や家族」のために、騒ぎを起こすという行為。
それは、他の乗客という「見えない他者」の存在を無視していることに他なりません。
「あなたとわたしの小さな関係性」が世界の中心となった社会。
それ以外のすべてを些事、あるいは存在しないものとして扱う思考。
すでに、我々の日常から国際政治、そしてテクノロジーの設計思想にまで深く浸透しています。
そんな世界で、あなたは何に希望を視ますか?