2025年12月3日
世界初の“木質カードゲーム” DELTASENSE。
合言葉は「難しいことは簡単に。簡単なことはより深く。」
昼の部に続き、今回も異業種が一卓に集結。
今回は、12/3に実施した体験会から、卓上で生まれた価値あるトピックを中心にお届けします。
本記事の構成
参加者
今回は忘年会も兼ねた、SMG経営塾一期生が9人集まる場でご活用いただきました。
SMG経営塾とは、SMG菅原経営株式会社が主催する、経営者向けの勉強会や交流会、優良企業視察などを提供する塾です。
- 多様なプログラム: 経営勉強会、優良企業視察会(メディアで取り上げられる企業訪問)、著名人講演会などを開催。
- 交流とマッチング: 参加者同士の交流やビジネスマッチングの機会を提供。
- 実績: 累計参加者7,000名以上を誇る人気の経営者向けイベント。
- 担当者: SMG菅原経営株式会社代表取締役の菅原由一氏が運営。

卓で生まれた主要トピック
事例A:戦国時代の衆道(森蘭丸)と現代のLGBTQ
参照情報との関連性
- 構造・課題: 参照テーマにおける「LGBTQの台頭」と「児童虐待の遠因」という仮説に対し、歴史的文脈(織田信長と森蘭丸)を用いて、「セクシュアリティの受容は地域や宗教観によって全く異なる」という構造的対比を示しています。
- 仮説: 「一神教圏ではタブー(殺害対象)だが、日本(多神教・無宗教)では歴史的に許容されていた」という事実は、現代の権利運動が逆に「分断」を生んでいるのではないかという逆説的な問いに重なります。
内容説明(Overview)
- 議論の中で、児童虐待や社会の息苦しさの原因を探る際、あえて「LGBTQの権利主張」をネガティブな側面(意地悪な視点)から分析する試みが行われました。
- 「私は私」という個の主張が強まることが、結果として「わがまま」を助長し、社会の分断や、ひいては家庭内でのストレス(虐待)に繋がっているのではないかという仮説が提示されています。
- 比較対象として、戦国武将の小姓(森蘭丸など)への寵愛を引き合いに出し、日本本来の「自然な受容」と、現代の「言語化された権利闘争」の違いを浮き彫りにしています。
定量データ(Quantitative Evidence)
- 成果・結果・傾向・業績・効果測定などの情報:
- [データ①] 日本史における衆道(男性同性愛)の受容事例(織田信長・森蘭丸など多数)。
- [データ②] 一神教(キリスト教圏等)における歴史的な同性愛弾圧の事実との対比。
- [データ③] 現代社会において、権利主張の声が大きくなる一方で、当事者の一部が感じる「そっとしておいてほしい」という乖離(議論内の推測)。
定性データ(Qualitative Insight)
- 関係者の証言・現場観察・記事から得られた情報:
- [観察①] 「一神教の国では殺されるが、日本では森蘭丸のように『ケツ化(性的パートナー化)』されていた。地域によって善悪は違う」。
- [証言②] 「LGBTQという言葉で言語化し、『私はこうだ』と主張することで、かえって分断と差別になっていないか?」。
- [記述③] 「当の本人たちは、そんなに焦点を合わせてほしいと思っておらず、ただの建前合戦になっているのではないか」。
行為主体が生み出す功罪(Actor Impact)
- 得たもの: マイノリティの権利を「言語化」し、社会的な可視性を高めたこと。
- 失ったもの: 日本社会が元来持っていた、曖昧だが寛容な「グレーゾーン」での共生。過度な主張によるマジョリティとの摩擦。
消費者に与える功罪(User/Customer Impact)
- 与えたもの: 「自分らしくあっていい」というアイデンティティの肯定感。
- 失ったもの: カテゴライズされることへの息苦しさ。静かに暮らしたい当事者が、政治的な争点に巻き込まれるリスク。
社会に与える功罪(Societal Impact)
- 得たもの: 多様性(ダイバーシティ)という概念の普及。
- 失ったもの: 「言わぬが花」として成立していた共同体の調和。「個」の主張が肥大化し、他者(子供など)への配慮が希薄になるリスク(議論内での極論としての仮説)。
特記事項および成果(Notable Outcomes)
- 欧米由来の「権利獲得運動」としてのLGBTQ理解と、日本独自の「衆道文化」としての歴史的受容の違いを明確にした点。
- 「差別をなくすための活動が、逆に区別を強調し分断を生む」というパラドックスを指摘した点。
その事例から生まれる創造性に溢れた新説/仮説(Disruptive Hypothesis)
- 「過度な言語化は、日本の『察する文化』における寛容性を破壊する」日本社会において、アイデンティティを過剰に定義(ラベリング)することは、かえって社会的な軋轢を生む可能性がある。むしろ、戦国時代のように「そういうこともある」と流す、定義しない寛容さこそが、日本的なダイバーシティの最適解ではないか。
欠点・懸念・改善事項(Critical Notes)
改善の方向性: 「権利の主張」と「日本的な和の精神」をどう融合させるか。西洋的な対立構造(VS構造)ではなく、日本的な包摂構造での議論が必要。
懸念: 権利主張を「わがまま」と捉える視点は、深刻な差別を受けている当事者の苦しみを軽視する危険性がある。

お土産のお裾分け
※推論タブとは、卓で話された内容のダイジェストです!
概略を掴みたい方はぜひ!
※要約/リサーチとは、一歩踏み込んだ考察です!
研究計画の題材選びにもぜひお使いください!
※企画/レポートとは、事業に+αを添える企画案です!
中長期経営構想の1つとしてお納めください!
※上記リンクは7日後に閲覧が出来なくなります
今回印象に残っているのは「幸福とは何か」です。
『静かなる認知症』という現象カードを場に出した方が、「本人は幸せなんだよ。」と語られました。
そして、「認知症=子どもに返る」という解釈が提示され、高齢化社会を「負担の増加」と見るものではないと。
認知症は、「人間が生まれ、死に、また生まれる自然のサイクル」の一部として受容するものと捉えるその立場。
長らく経営者として数多の修羅場をくぐり抜けて来た方からこそ、生まれる言葉に考えさせられました。

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