地域活性化

イベントレポート in 恵比寿 with 株式会社SolDivar

2025年11月26日

世界初の“木質カードゲーム” DELTASENSE
合言葉は「難しいことは簡単に。簡単なことはより深く。」
慶応義塾大学の前回に続き、今回も異業種が一卓に集結。

今回は、11/26に実施した体験会から、卓上で生まれた価値あるトピックを中心にお届けします。

本記事の構成

  1. 参加者
  2. 卓で生まれた主要トピック
  3. お土産のお裾分け
  4. 次回案内 & お問い合わせ

参加者

  • 京都大学でチキン屋を営む社長:将来は日本にチキン✕ビールの交流文化を生み出すことを目指している。福祉業界の助けになる仕組みを構築中。
  • パイナップルレザーの元生産者:事業売却を経て、現在は第二の領域を探すべく情報収集を展開中。レザーは世界のアパレルラインで利活用中。
  • 遠州流茶道に関心を寄せる社長:主催の滝本代表と幼馴染。日本の古都をどうすれば復興できるのか、より価値が伝わる文化の伝播について模索中。
  • LLM✕SEOのパイオニア:早くからSEOと生成AIの関係性を研究。次世代のコンテンツ育成について、様変わりする業界で独自路線を研究中。
  • ブランド価値醸成の専門家:曖昧な価値をクリアにすることを追求。原石の磨き方が他人任せになってしまう現代に対して警鐘を鳴らす。
  • 販促RPAの開発者:株式会社SolDivarでアカウント育成を担当。Youtubeの企画から発信まで自動化するツールを組み上げる。
  • 在宅求人メディア立ち上げ者:潜在労働力層と業務アウトソーシングのニーズを組み合わせた事業を経験。子どもの貧困を解決することを目指している。
  • 伊勢神宮保全会の役職者:情報の真偽が視えない社会において、古神道を軸に世界を眺めている。縁が巡る公益還元型モデルを構想中。
  • 元ミニ四駆のライバル会社社長:赤い“馬”を象徴するスポーツカーの役員と世界を飛び回り、現在は有名アーティストのマネージャーを担当。

卓で生まれた主要トピック

事例B:ニューラリンクとサイボーグ荘園制度

参照情報との関連性

  • この事例は、参照テーマにおける「身体改造(サイボーグ化)と生身の人間(ナチュラル)の格差」および「身体の資本化」という構造的課題に重なります。
  • イーロン・マスクが進める脳内インプラント技術と、SF作品『攻殻機動隊』の世界観を対比させ、「能力拡張は自由か、それとも新たな隷属か」という問いを投げかけています。

内容説明(Overview)

  • 目的と背景: イーロン・マスクによる「ニューラリンク」は、脳とデジタルネットワークを直接接続し、身体的制約を超えることを目指しています。
  • 議論の視点: 一般には「サイボーグ化=進化」と捉えられますが、議論では「身体の維持には莫大なコストがかかり、企業への経済的従属(ローン)が発生する」と指摘。これを歴史的な「荘園制度(小作人が領主に縛られる構造)」になぞらえ、逆に「生身の体を維持できる人こそが真の支配者(エリート)」であるという逆説的な分析が行われています。

定量データ(Quantitative Evidence)

  • 成果・結果・傾向・業績・効果測定などの情報:
    • [比率の閾値] 身体の60%以上を機械化した場合、それは人間と呼べるのか?という定量的定義の問い。
    • [技術進捗] 脳埋め込みデバイスの実用化研究が進展し、思考だけで機器を操作する段階へ。
    • [経済構造] サイボーグ化には初期投資と継続的なメンテナンス費(サブスクリプション)が必要となり、経済的格差が身体機能格差に直結する。

定性データ(Qualitative Insight)

  • 関係者の証言・現場観察・記事から得られた情報:
    • [観察①] 「サイボーグ化は実質ローンであり、鎖のようなもの。奴隷や荘園の小作人に近い」という洞察。
    • [証言②] 「倫理観や欠落する部分において、ナチュラル(生身)の方が『人として』上ではないか」という感覚。
    • [記述③] 「何も改造せずに生きていけること(不便がないこと)自体が、テクノロジーが飽和した社会における最大の贅沢となる」。

行為主体が生み出す功罪(Actor Impact)

  • 当事者(サイボーグ化する人)が得たもの: 物理的な身体能力、情報処理能力、労働市場での競争力、障害の克服。
  • 失ったもの: 身体の所有権(企業への依存)、メンテナンスから逃れられない不自由さ、生身の肉体が持つ感覚。

消費者に与える功罪(User/Customer Impact)

  • 第三者に与えたもの: 能力増強の可能性。デジタル空間での新しい存在形態。
  • 失ったもの: 「自分は人間である」という確固たるアイデンティティの揺らぎ。「能力向上」マーケティングに乗せられ、自らを商品化してしまうリスク。

社会に与える功罪(Societal Impact)

  • 社会が得たもの: 新たな医療・産業技術の地平。超高齢化社会における労働力の維持(脳さえ繋がっていれば働ける)。
  • 失ったもの: 生身の人間とサイボーグ化された人間との間の格差。「改造された労働者階級」と「生身を維持する特権階級」という新たな階級構造。

特記事項および成果(Notable Outcomes)

  • 『攻殻機動隊』などの日本発コンテンツがシリコンバレーの開発思想に影響を与えている点。また、既存の能力主義(メリトクラシー)を否定し、「不便を受け入れられる(足るを知る)方が権威性が高い」という価値転換を提示した点が秀逸です。

その事例から生まれる創造性に溢れた新説/仮説(Disruptive Hypothesis)

  • 「オーガニック・ヒューマン・ラグジュアリーと身体のサブスク化」未来では、高級時計のように「一度もメスを入れていない老化する身体」や「自然死」が最高級のステータスシンボルになるでしょう。一方で、労働者階級の身体パーツは「交換可能なサービス」となり、課金によって身体能力を変える「Pay to Win」な人生設計が当たり前になるかもしれません。

欠点・懸念・改善事項(Critical Notes)

  • 懸念: 脳へのハッキングリスク(思考や記憶の操作)。医療目的の身体補助と能力拡張の線引きが難しく、差別を助長する恐れ。
  • 改善の方向性: 「ナチュラル=善」という優生思想に繋がらないよう、機能の平等性と尊厳の平等を区別する倫理設計。高額費用による「サイボーグ・ディバイド」の解消。

お土産のお裾分け

△テストプレイ

♧斎藤さん指南役会

♥青木さん指南役会

 ※推論要約タブとは、卓で話された内容のダイジェストです!概略を掴みたい方はぜひ!

 ※要約タブとは、一歩踏み込んだ考察です!研究計画の題材選びにもぜひお使いください!

 ※企画とは、事業に+αを添える企画案です!中長期経営構想の1つとしてお納めください!

 ※上記リンクは7日後に閲覧が出来なくなります

今回の合言葉は「旅」でした。

昨今、移動格差という言葉が大きな格差の1つとして世間を賑わせたことが記憶に新しい。

しかし、旅を通じて得られる高揚感は必ずしも肉体を必要としないのかもしれません。

言い換えれば、感情の揺れ幅が大きくなることが旅だとすれば、思索の旅もまた旅の1つであると。

定住先を持つ人間が好奇心を片手に旅に出るのは、やはり野心が漲っているからなのかもしれない。

異業種の人々が一同に介する瞬間に生まれる熱いパッションは、傍目から見ていても笑みが零れてしまいますね。

次回案内 & お問い合わせ

◇少人数制につき、毎回すぐに満席となります。優先案内をご希望の方は以下よりご登録ください。

公式LINEで優先案内を受け取る

◇取材・協賛・共同実証のご相談も歓迎です。下記のアドレスからお気軽にどうぞ。

info@deltasense.work

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。